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Ⅰ 応急手当と救命処置
私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるかわかりません。
そんなときに、家庭や職場でできる手当のことを応急手当といいます。病院に行くまでに応急手当をすることで、けがや病気の悪化を防ぐことができます。
けがや病気の中でも最も重篤(じゅうとく)で緊急を要するものは、心臓や呼吸が止まってしまった場合です。
心筋梗塞(心臓の病気)や脳卒中(脳の病気)などは、何の前触れもなく起こることがあり、
心臓と呼吸が突然止まってしまうこともあります。プールでれたり、喉にお餅を詰まらせたり、
あるいは、けがで大出血したときも、何もしなければやがては心臓と呼吸が止まってしまいます。
ついさっきまで元気にしていたのに、突然、心臓や呼吸が止まってしまった……。こんな人の命を救うために、そばに居合わせた人ができる応急手当のことを救命処置といいます。
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